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樹蔭黒原-小学生の興味-

昨日、同じ町内に住んでおられる高校時代の恩師がご自分の句集をもって私の書道教室を訪ねられました。
夕方の時間で小学生がお稽古をしている最中でした。

先生は数学の先生をしておられました。
私が教えていただいたのはちょうど40年前です。
小倉に戻ってから実家近くで初めて先生をお見かけした時「西高で先生に教えていただきました。」とお声をおかけすると「そうですか。すみませんね。私はよく覚えていなくて。書道は私もやってみたいと思っているのですよ。」とおっしゃいました。それから何度か道でばったりお会いした時には、プールに泳ぎに行かれていること、俳句をやっていらっしゃるお話などを伺いました。

私が実家近くに引っ越してから4か月目、先生とは最近お目にかかっていないけれどどうしていらっしゃるかしら、と思っていた矢先、また道でばったりお会いしました。「私の俳句が市長賞をとった知らせがさっき届いてね、びっくりしたよ!」それからその句の話に花が咲き、私もその喜びを分けていただきました。

市長賞をとられた句が載っている冊子とご自身の句集をお持ちくださいました。
先生の句を拝見しながらその解釈についてお話をしている間、生徒たちはときどき不思議そうな顔で私たちを見ていました。

私が「こちらの方は私が高校で数学を教えていただいた先生よ。」と初めに紹介したので私が高校生だった時があったことや、目の前の高齢の男性が数学の先生だったことが小学生にはピンと来ないのだろうと勝手に想像していたところ、先生がお帰りになった後、子供からの質問は「先生、俳句って何ですか?!」というものでした。

確かに先生とは数分の間「この句はテントウムシが掌から飛び立ったのですね」とか「お散歩に行かれたご主人がなかなか帰ってこないけれど奥さんの方はどうしたのかしらと待っていらっしゃるのですね」「いやいや亭主がなかなか帰ってこないのを却って喜んでいる奥さんの立場で作ったんだよ」などなどと話していたのです。子供たちは筆を動かしながらもその話を興味深く聞いていたようです。

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by kurobaru | 2014-12-13 12:05 | Comments(0)