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樹蔭黒原-書におけるハイブリッド

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社中展に出品する作品の方向性がやっと決まりました。

サイズは「6尺×2.6尺で横物」と会の方から指定されています。

書体は「楷書」と決めて取り掛かりました。
問題は字数と書風。字数によって一字のサイズが決まります。
一字のサイズと自分の筆力、書風の引き出しと習熟度合い。
爨龍顔風、欧陽詢風、孟敬訓墓誌銘風……いずれもうまくいかず、なんとか行き着いたのが、字形は欧陽詢で風は褚遂良の雁塔聖教序です。

字形と線質で一番手に入っているのは欧陽詢、ですが、与えられた方形にその線質でいくと息苦しい、線質だけを変えてやや強弱をつけて・・・とやっていると褚遂良風になってきました。当然のことながら潤滑もつけやすく、作品化するうえでの要素も満たされていきます。

欧陽詢と褚遂良とのハイブリッドはよくよく考えるとずっと前から挑戦してみたいと考えていた風でした。
写真は何年も前に半紙に九成宮を臨書しながら褚遂良が入ってきたものをずっと捨てられずにとっておいたものです。張即之の強弱も入れてみよう・・・。

それぞれの特徴をどのあたりまで入れると程よいのかを探っていく作業・・・新たな目標が定まりました。
by kurobaru | 2016-02-12 10:27 | Comments(0)