2016年 03月 30日
第51回雪心会書作展出品作
昨年の連合個展から早や1年、ふりかえると連合個展は夢の中の出来事のようでした。
連合個展は自分にとって一体どんな意味があったのか・・・その意味を後の作品制作からふりかえってみると、楷書への思いを強くした一方で、楷書に囚われずに詩文に導かれるままに書けばよい、そんなことを再認識することとなったような気がいたします。
さて今年の雪心会書作展では久しぶりに楷書の作品を出品しました。
昨年の秋の小倉北区民美術展に続いての楷書作品です。小倉北区民美術展では書をやっていない来場者にもわかっていただけるようなきれいな楷書にしましたが、今回は社中展ということもあり、褚遂良と欧陽詢をミックスした、書をやっている人にはそれとわかる書風にしました。ですが書をやっていない褚遂良も欧陽詢も知らない方の目に拙作がどのように映ったのか、「よくわからない作品」と思われたかもしれません。
いつの日か、欧陽詢をもとにした作品を作るというのが一つの目標ですが、その道のりは長く険しそうです。