2013年に東京から郷里・北九州に戻り、
書道教室を開いて丸10年が経とうとしています。
教室1年目から今も続けている方は3名、
そのうち一人は小学1年から続けていて現在は高校1年生です。
私自身は56歳からのスタートで、書歴はそれなりに長いのですが、
本格的な教室運営は28年ぶり。
どんな教室にしたいかについては、
理想をこのブログで書かせていただきました。
長く続けてくださった方、くださっている方はお稽古が生活の向上に繋がっていると感じてくださっていると思います。
最近は大人の方については書作品の作り方や見方について
お話をさせていただくことが多くなりました。
みなさん、新鮮な話として聞いてくださいます。
教室を訪れる方のほとんどが実用の字、ペン字や筆ペンの熨斗書きが上手くなりたいというお気持ちです。
ペン字の書き方の源を筆での書き方に遡って説明すると、「筆書きとペン書きが一直線上にあるとは考えもしなかった!」と驚かれると、こちらの方が驚いてしまいます。
入り口が実用であっても書の世界へ誘うことは可能です。
その具体的な方法を提示していくことも私の仕事、これからの課題としたいと思います。