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『新書鑑』誌友の方からのご質問につきまして①

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心の準備を含め、3年がかりで準備いたしました第50回雪心会書作展併設連合個展、おかげさまで無事終了いたしました。
大変多くの方にご来場いただき、遠くからは東京、佐賀から、また連日ご来場くださった方もいらっしゃいました。心より感謝申し上げます。

予想を上回るといってよいかどうかわかりませんが、ご来場くださり、お話しさせていただいた方の多くが、『新書鑑』を利用して書を勉強されている方々でした。誌上で拙作を長くご覧いただいていらっしゃる方の多さに驚きました。そうした方々から書作に関するご質問を多数いただきましたので、このブログでご質問とお答えしたことにつきましてご紹介させていただきます。

《使用している筆につきまして》
「大観書畫」という筆を使っております。
天理の大和太幹堂さんで購入しました。
穂先は5cmほどですが、書く字の大きさによって下す部分の長さを変えております。
半紙、半切書きですと2、5~3cm、2×8尺に律詩1首ですと4cmくらい下して書いております。

大塚婉嬢
by kurobaru | 2015-03-30 10:50 | Comments(0)

昔のことを思い出そう。

昔のことを思い出そう。_d0325708_14114225.jpg


昨日、お墓参りの帰りに行橋駅前の喫茶店に寄ってひと休みしました。
半年前にも寄って、今回が2度目です。
そのお店に行く途中、母がぽつりと言いました。
「昔はこの通りはものすごい人通りで賑わっていたのにねぇ。」
それっていつの話?と私。
「お父さんが小倉まで仕事で通っていたころの話よ。」

母の話の中の「昔」はしばしば昭和20年や30年代のことで、一気に5、60年は遡ります。昭和10年代まで遡るとその思い出は中国の東北部が舞台になってしまうので今の風景との比較はできず、「子供の時頃とか「女学校の時」という始まり方になってしまいます。

そういう私も郷里に帰って3、40年前のことを思い出すことが多くなりました。
チョコレートパフェを食べながら、高校時代、魚町のIというお店の2階にあったI喫茶店のチョコレートパフェがおいしくてたびたび食べに行ったことを思いだし、当時の魚町の通りの賑わいも思い出しました。

明後日からいよいよ第50回雪心会書作展と連合個展が始まります。
第1回展に出品された方で今も会におられる方は現会長のほかに5名おられます。
50年前のことになりますがその当時のことはついこの間のことのように思っておられるはずです。
先生方からお話を伺って、活気にあふれた当時のエネルギーをそのお話の中から感じ取りたいと思います。
by kurobaru | 2015-03-23 15:07 | Comments(0)

大塚婉嬢作品展図録完成しました。

大塚婉嬢作品展図録完成しました。_d0325708_1305738.jpg


図録完成いたしました。
写真ではデザインに使っている文字が玉虫色に光って見えますが実際は薄いグレーです。

16点の作品が、当初、8ページで窮屈に組まれていたので4ページ増やして少しゆったりと作っていただきました。

作品の制作年は2009年から2015年までの7年にわたっています。
古いものはすでに東京で発表済みのものですが、東京での書展に出すために書いて二番手として取っておいたものを新書鑑の制作の部に提出し写真版に掲載されたものもあります。

会期中、会場には簡単な目録(お持ち帰りいただくもの)と制作資料ノート1冊を置いておくつもりです。
この制作資料ノートは作品1点1点についての意味の抜粋や書風のもとになっている古典のコピーの切り貼りだったりです。古典名を申し上げてピンとこなくても法帖を見ていただければ「これなら知っている」と身近に感じていただけるのではと思います。ご来場くださった方とのコミュニケーションの助けになればと思います。
by kurobaru | 2015-03-16 14:03 | Comments(0)

個展の作品より-その2-

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                                                      杜甫詩 月夜 部分

楷書は今一つと言われ続けた20代でした。
30代のときに皇甫誕碑を4,5年習い続けましたが、なかなか作品としてまとめることはできませんでした。
40代で欧陽詢とは別世界の張黒女墓誌銘に出会い作品化のヒントをもらいました。
50代で楷書を行書に発展させられる元楨墓誌銘に出逢いました。

公募展でこのような楷書作品を作ることはありませんので、今回、自分の好きな表現を発表できる機会に恵まれ、とても嬉しく思っています。
by kurobaru | 2015-03-08 23:15 | Comments(0)

個展の作品より‐その1‐

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3月25日から始まる連合個展の出品作の中に爨龍顔碑(さんりゅうがんひ)をモチーフにしたものが1点あります。爨宝子碑よりも筆意が見て取れ、いつかは作品化したいと考えていた古典でした。

臨書するときは、筆の持ち方から変えなければ雰囲気が出ないな、と思いますが、自分の中に取り込むのであればその必要はないと思い、いつもの持ち方で。また、字によっては爨龍顔とは全く異質と思われる表現も入っています。

30年前、敦煌からゴルムドまでバスで10時間かけて移動したときのこと。何の建物もない砂漠で「トイレ休憩」といってバスが停まり、下車して、粗い砂の砂漠でラクダの頭蓋骨とおぼしき骨を見つけ、こんなところに一人取り残されたらこんな風になってしまうのか・・・などと思ったことがあります。

辺境―過酷な自然状況の中での戦い。
いつのころからか辺境の詩と爨龍顔の書風が私の中で結びついていきました。
by kurobaru | 2015-03-02 15:54 | Comments(0)